すわ整形外科・スパイン・スポーツクリニック

すわ整形外科スパインスポーツクリニック
福山市多治米町の整形外科・リハビリテーション科・ペインクリニック

〒720-0824 広島県福山市多治米町5丁目23-29-101
TEL 084-982-8769

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「ぎっくり腰」コーナー

一口に「ぎっくり腰」といっても病因は様々で治療方法も異なります。診断にはMRI検査がとても役に立ちます。実にいろんな種類の障害が腰痛の原因となっているのを知っておいて下さい。

また、MRIでも発見が難しいと言われている椎間関節捻挫、仙腸関節性腰痛、スプラング・バックなどの疾病も、特殊な撮影条件を設定することで診断が可能となることをご理解ください。

診察する医師が患者さまの病状をしっかり究明する意欲を持てば、8割以上の患者さまで腰痛の原因がわかると私は考えております。

 

椎間板ヘルニア 終板炎

へそ                背中側

30歳代。服を着ていて発症。→2カ所ともヘルニア。
特に下の→にはHIZと呼ばれるごま粒くらいの白い領域が見られ、腰痛の原因として近年注目されています。

30歳代。腰をひねった際くずれ落ちた。
椎体と椎間板の境界が白く変色してきているのが終板炎です。↑↓

スプラング・バック(靱帯損傷) 椎間板炎(出血)

20歳代。重い物を持ち上げてピキッとなったそうです。
損傷した棘間靱帯が白く描出されています。

50歳代。年末の過労で発症。
椎間板内に生じた出血が白く写っています。

椎間関節症 椎間関節のう腫

40歳代。バトミントン着地時に発症。
↑は貯留した関節液が漏れ出しています。

30歳代。椎間関節症がひどくなり水ほう状になって多数の「のう腫」を形成しています。

仙腸関節性腰痛 腰椎分離症(疲労骨折)

右                  左
40歳代。仙腸関節が左側だけ腫れ上がって白く写っています。

10歳代。バスケ着地時に発症。
↑は骨髄内出血
←は筋肉へ漏れ出した出血

圧迫骨折

50歳代。咳で発症。
閉経後の女性の方は特に注意をなさってください。

要注意
別の病気が隠れていることも

悪性腫瘍 腹部大動脈瘤

50歳代。椎間板ヘルニアの診断で治療を受けておられたそうですが、仙骨部脊索腫(悪性腫瘍)が合併していました。
←はヘルニア
↑↓は終板炎
→が腫瘍

ご年配の方では動脈瘤が隠れていることもあるので要注意です。

(許可なく転載を禁ず。)

 

激しい痛みがある日突然に・・「ぎっくり腰」

西洋では、“魔女の一撃”といわれるほど、突然耐えがたい腰痛に襲われる「ぎっくり腰」。これまでに経験したという方も少なくないでしょう。

日常のささいな動作がきっかけで起こる「急性腰痛症」

腰痛を大きく分けると、慢性腰痛症と急性腰痛症があります。ぎっくり腰は、何らかの要因で、腰に急激な痛みが出るものをいい、先の分類でいうと、急性腰痛症に当たります。急性腰痛症を引き起こす要因となる疾患はさまざまあり、写真でお示ししたものはその一例です。つまり、こうした病気が原因で、それが何らかのきっかけを引き金に“腰痛”として突然現れるのです。
 急性腰痛症の引き金となるものは一様ではなく、かがんだり、体をひねったりといった日常のささいな動作がきっかけになります。
 よく、重たい物を持ち上げようとするとぎっくり腰になるといわれますが、これは誤解で、必ずしも重い物を持つことと、ぎっくり腰は関係ありません。むしろ、重い物を持とうとしたときより、持たないでぎっくり腰になったというケースの方が多いのです。例えば、床に落としたペンを拾おうとしてかがんだとき、車の後部座席の物を取ろうとして体をひねったとき、クシャミをした時などさまざまです。また、冬場だと「寒冷」がきっかけで起こることがあり、冷えた日に戸外へ出たら、「急に腰が痛くなった」といったケースなどがこれです。
 ぎっくり腰の症状は、腰部の痛み。普通、かがんだり反ったりすることが怖くてできない状態になりますが、中には、それほど激しくない痛みもあります。

 

症状の似た危険な病気が隠れている場合もあるので要注意!

ぎっくり腰だと思ったら実は別の病気が隠れていたということがあります。じっとしていても痛い、腹部や胸部も痛むなどの症状は内臓疾患が疑われます。例えば、腎炎、腎結石、尿路結石、急性膵(すい)炎、胆石など、どれもぎっくり腰に似た腰痛があるので要注意です。特に怖いのが大動脈瘤(りゅう)です。対応が遅れると命にかかわる危険な疾患です。
 ぎっくり腰と自己判断するのではなく、早期診断、早期治療をすることが大切です。